薬用化粧品「ロドデノール配合製品」で、肌に白いまだらを生じるという健康被害を引き起こしたカネボウ化粧品。7月4日に自主回収に踏み切ってからわずか1カ月で、家庭および販売店の在庫など約110万3千個の製品を回収した(8月4日現在)。NET-IBの取材に対して同社は、「回収はほぼ終わった」と述べた。迅速な回収作業により、これ以上の被害の拡大は一応食いとめられたものと思われるが、自主回収に至るまでの初動の遅れを指摘する関係者もいる。
小麦アレルギー症状をともなう健康被害を引き起こして集団訴訟にまで発展した「茶のしずく」事件。福岡の通信販売メーカー悠香が製造・販売する「茶のしずく石鹸」が自主回収に踏み切ったのが、今からおよそ2年前の2011年5月20日のこと。後にメディアや関係者は悠香に対して初動の遅れを指摘することになる。美白化粧品の自主回収に、このときの教訓は生かされたのだろうか? 「茶のしずく石鹸」と「美白化粧品」の類似点と相違点を比較検証する...(⇒つづきを読む)
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