西日本工業大学(福岡県京都郡苅田町)は、2013年9月に、地元企業と連携して「自動車・ロボット研究所」を設立する。同施設では、自動車部品や生産設備の開発が予定されており、低価格の海外勢とも戦える製品の開発を目指す。
北部九州地区は、日産、トヨタ、ダイハツが工場を設ける自動車産業の集積地であり、なかでも苅田町は日産系を中心に約100社の自動車関連企業が軒を連ねる。行政も「北部九州自動車150万台先進生産拠点推進構想」(福岡県)を推進するなど、官民挙げた先端産業の誘致育成が続いている。
こうした事情を背景に、西日本工業大学は2012年に日産自動車九州と産学連携協定を締結しており、これが今回の研究所設立へと繋がった。なお、開所式は、9月11日の午後4時から、おばせ(小波瀬)キャンパス内の新本館で催される予定。
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