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脱原発・新エネルギー

自然エネルギーでの発電で環境教育を(2)~江東区の取り組み
脱原発・新エネルギー
2013年9月 3日 07:00

<東京23区では初>
suimon.jpg 高低差の少ない都心で小水力発電の開発を試みる例は少ない。この江東区のマイクロ水力発電設備が設置されれば、東京23区では初となり、開発する動きが他の区にも広がる可能性は十分ある。
 江東区では、候補地となっている小名木川近辺の水路に1,000万~2,000万円の予算を取って設置する見込み。ただ、予算からも推察できるように、規模は大きくない。発電そのものを主な目的としているわけではなく、江東区の子どもたちへの「環境教育」を重要視している。
 地方では、水路に発電機を付けるマイクロ水力や、山間部や河川に水車を取り付け小水力発電を導入する動きが広がっている。都心では、水量、落差が少なく、設置するのは難しいと言われてきた。「調査で、1メートル程度の落差のところに設置することになる。多くの発電量を見込めるわけではない。街路灯で言えば、LEDの街路灯で30本ほどにしかならない。区民に、水力発電がどのようなものか間近に見てもらうことを目的にしています」と、江東区の環境清掃部温暖化対策課の成田勇臣課長は説明する。

<主目的は環境教育>
koutouku.jpg 最有力候補は、小名木川と横十間川がクロスする親水公園の水路で、十字型の橋の横にある。東京スカイツリーからも近く、ドラマの撮影場所などにも使われているところ。
 親水公園にはボート乗り場などがあり、水辺の区民の憩いの場になっている。以前は、ドブ川だったところを整備し、水辺で家族連れなどが憩うことができる場所に変えた。「江東区には、水路が多く、その水位も高い。長く水害と戦ってきた街。治水に苦労してきた土地柄もあって、逆に水を活用できないかという発想が出てきたのだと思う。発電量にはこだわらず、子どもたちが、『なるほど水力発電とはこういうものか』と自然エネルギーを身近に感じてもらうものになれば」と、環境教育に主眼を置いている。
 発電規模こそ大きくはないが、水など、その土地にある自然を利用してエネルギーを生み出そうという取り組みは、次の世代につながる貴重な物となりうる。

(つづく)
【岩下 昌弘】

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