9日、糸島市の沖永内科クリニックが診療報酬を不正に請求したとして、九州厚生局がクリニック経営の医師に対し保険医登録の取り消しなどの行政処分を行なったことを発表した。
同局によれば、沖永利親医師が経営していた糸島市の沖永内科クリニックにおいて、実際には行なっていない気管支検査などを水増し請求するなどの手口で、不正請求165万7,300円、不当請求41万6,700円が行なわれていたという。同クリニックが不正に得た金額は計207万4,000円に上る。
当クリニックは、今年8月末で閉院しており、元保険医療機関指定取消相当として、沖永医師の保険医登録を取り消した。また、同局は今後不正に得た報酬の返還を求め、応じない場合は刑事告訴も検討していくとしている。
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