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ラオスに健康増進の「理想郷」を設立へ~在福岡ラオス名誉領事 中島幸一氏(後)
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2013年9月12日 07:00

 福岡市博多区に歯科医院「ウェルカム・デンタル・クリニック」を開業している医学博士の中島幸一氏。同氏がラオスに関わりはじめて14年になる。現地での医療ボランティアにはじまり、2003年にラオス国立大学医学部の名誉教授に就任、そして2010年からは在福岡ラオス人民民主共和国名誉領事に――。現地の医療レベルも徐々に上がり、人材も育ってきた中島氏が今、次のステージに選んだのは、健康増進をテーマにした複合施設の設立。以前から構想していた理想郷の実現が近づいている。

<学校教育にも着手>
l_taizai.jpg 日本から約300の校舎がラオスに寄付されているが、多くが活用されていないという。建設後の贈呈式で多くの関係者が集まり、式典が行なわれるニュースを時々報道で知るが、その後はなかなか知らされていない。ラオス人留学生によると、教員不足で学校運営が滞っているケースが目立つという。地方の学校教員の給与は安く、不便だからという理由で教員が集まらないからだ。中島氏はこの学校教育にも取り組もうとしている。小学校に保健室を設置し、医療情報を提供しながら保健教育を導入する考えだ。さらに教員不足を補うためにテレビ放送による授業ができないかと検討している。学校現場でも、健康増進と教育のレベルアップを並行していこうと考えている。

 ここまでラオスに没頭できるのはなぜなのか。
 「何もないから、面白い。可能性は未知数。日本は恵まれすぎている。24時間買い物ができ、食事もできる。電車や飛行機はほぼ正確で、便利この上ない。飲み放題、食べ放題、のように『放題病』にかかっている。それがないと欲求不満になる。それがすべてビジネスのために仕組まれていて、特に若者が流されている」と中島氏。

<健康を通じて交流を>
l_nakasima.jpg 医学的、生物学的に考えても、このままでは日本人は弱くなる一方だという。骨格、あごの角度、視力や味覚、すべてに悪影響を及ぼす。五感が衰えると生きる力を失う。子どもも生まれにくくなる。「経済も大事だけれど、自然を取り戻さないと。ラオスを見ているから余計にそう感じる。ラオス人の方が骨格は素晴らしく、発達している。ただラオスでも都会に近づけば、若者の骨格は悪くなりかかっている」と警鐘を鳴らす。
 最後にこう締めくくった。「ラオス人と日本人を医学的に比較することによって、日本人のあるべき方向が見えるのではないか。またラオス人に対しては、日本の二の舞にならない方向に導いていく。健康を通じて、日本とラオスの交流を支援していきたい。」

(了)
【東城 洋平】

≪ (中) | 

<CLINIC INFORMATION>
ウェルカム・デンタルクリニック
所在地:福岡市博多区博多駅前3-12-21NKビル1F
TEL:092-432-1891
FAX:092-432-1893

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