内モンゴル産の岩塩を日本に卸す(有)バンベン(福岡市博多区)の坂本毅社長。同氏が1991年に青年海外協力隊として派遣されたのが中国・内モンゴルのオルドスという街だった。かつて草原だった場所は砂漠化し、黄砂の発生源となっている。「第2の故郷をもとの姿に戻したい」そんな思いを抱きながら、2004年たった1人で会社を設立。内モンゴルの岩塩などを販売し、売上の10%を緑化に投入するプロジェクトを推進、着実に緑を増やしている。
<砂漠化で死活問題>
内モンゴルとの出会いは青年海外協力隊。もともと日本語教師を目指し、海外で日本語教育に取り組もうと考えていた。青年海外協力隊の派遣に応募し、採用され派遣先が内モンゴルだった。オルドスは首都北京から西に約800キロ。当初はまったくイメージできずに、現地で果たして日本語を学ぶ人がいるのだろうかと不安だったが、現地の高校生に溶け込み、91年から3年間、中国内モンゴルのオルドスで過ごした。最も驚いたのは内モンゴルの草原に対するイメージだ。大草原を馬に乗って駆け巡る。そんなイメージを持っていたが、いざ現地に入ってみると、草原はなく、風が少し吹くと砂嵐が舞った。
羊の放牧により生計を立てる家庭が多く存在する地域。草原がなくなれば、生活はできない。環境問題以上にこれは死活問題である。オルドスは世界的にも、砂漠化の最前線と言われており、環境NGOが90年代からオルドスで活動を開始した。坂本氏は現地在住の日本人として、日本からの植林ボランティアを案内していた。その活動を通じ、「砂漠化は過放牧や過伐採により人的要因で発生したもの。それをまた人の力で元に戻す活動をやってみたい」と思った。しかし、自分には技術も社会経験も足りない。貿易会社に入社した後、JICAボランティアのコーディネーターとして、北京に赴任する。
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<COMPANY INFORMATION>
(有)バンベン
代 表:坂本 毅
所在地:福岡市博多区住吉4-17-1
TEL:092-292-0377
FAX:092-292-0378
URL:http://banben.jp/
※問い合わせ、商品の注文はHPから
■大淘汰時代が始まる 地場スーパーはこれで勝つ!
<日 時>
10月2日(水)午後5時~(開場 午後4時半~)
<プログラム>
第1部 午後5時~午後5時半「次のM&A対象はここだ!」
(株)データ・マックス 流通事業部 部長 鹿島 譲二
第2部 午後5時半~午後6時45分「地場スーパーはこれで勝つ!」
(株)スーパーまるまつ 代表取締役社長 松岡 尚志 氏
<会 場>
IPシティホテル 2階
福岡市博多区中洲5-2-18
(地下鉄 中洲川端駅2番出口より徒歩3分)
<参加費>
3,000円(税込)
※IBクラブ会員は2,000円(税込)
※セミナー終了後、懇親会(希望者のみ お一人様別途3,000円)
<申込方法>
コチラからFAXいただくか、下記のメールフォームから申込ください。
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