2010年秋に始まったグリーンコープのファイバー(繊維)リサイクル事業。市民から届けられた衣類や雑貨などをパキスタンに送り、現地で販売。その売上でパキスタンのスラムにある学校を運営している。
25日、5回目の送り出しに向けて、ファイバーリサイクルセンター(福岡市東区)ではコンテナ積み込み作業が行なわれた。当センターの就労訓練者やグリーンコープ職員、総勢33名がコンテナに隙間なく、衣類を詰め込んでいった。衣料の総量は約21トン。約10キロの衣類を送ることで、子どもひとりが1カ月学ぶことができるという。
前回送り出した5月以降も順調に衣類が当センターに届けられ、計画通りの発送となった。生協会員への周知が広がってきたことに加え、震災後被災地に送られた支援物資の一部が戻ってきたことによるという。9月28日に博多港を出航し、10月25日にパキスタンに到着する予定。次回は来年2月に第6回の送り出しを予定している。
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・グリーンコープ ファイバーリサイクル事業部
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