(株)データ・マックスと提携・連携する企業のビジネスパートナークラブ、IBC(ビジネス情報クラブ)は9月26日、第16回例会を福岡市内で開いた。協同組合建築構造調査機構の仲盛昭二氏を講師にして、2020年開催が決まった東京オリンピックをどうビジネスチャンスに生かすのか、情報と意見を交換した。
仲盛氏は、鹿島建設が元請として久留米市に建設したマンションの耐震不足問題にふれたうえで、旧耐震基準で建設された建物をめぐる状況の劇的変化を解説した。既存建築物の耐震改修を促進する法律が2013年5月に改正され、一定の規模以上のホテル・病院などに耐震改修が義務付けられ、ホテル・旅行業界をはじめ影響が広範に及ぶ見通しを明らかにした。オリンピックバブルが起きる一方、「建設業界は、職人も資材も構造設計者も不足してくる」と、需要と供給のギャップが生じているとして、仕事をつくっていくポイントを紹介。行政とのたたかいでも独自の発想で難題を解決してきた経験も語った。
講演後の質疑応答では、建設業界全体の動向や職人確保・育成など、活発に議論した。
データ・マックスの児玉直代表が開会挨拶を兼ねて、カンボジア訪問について報告した。
講演の後は、食事をしながらの懇親会を開き、会員それぞれの分野のビジネス情報を交換し合った。次回は10月24日開催予定。
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