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【流通】「スーパーまるまつ」の松岡社長が講演~消費者ニーズをいち早く掴むことで生き残る
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2013年10月 3日 14:13

<会には約30名が参加>
matuokoa_koen.jpg 2日、福岡市内のホテルにて、データ・マックス流通事業部主催の流通セミナーが開催された。講師には福岡県柳川市のスーパーマーケット「スーパーまるまつ」((株)スーパーまるまつ)の代表取締役社長・松岡尚志氏を招き、「地場スーパーはこれで勝つ!」というテーマで講演を行なった。会には小売関係者および問屋業者など30数名が参加した。

 「スーパーまるまつ」は福岡県柳川市の外れにあるスーパーで、単独店舗であるものの、ITを駆使した緻密なマーケティング戦略により、安定した売上高を維持している。あらゆる商品販売に仮説を立てて、実行と検証の積み重ねを行なうことで、ロスの少ない商品陳列を実現し、当日売り切れる理想的な売場作りを展開できている。また、IT戦略もさることながら、チラシを打つことを20年前にやめ、その浮いた金額を商品や日帰り旅行などでお客様に還元するといった手法で地域に根付き、近年は買い物量が多いお客様には車で送るサービスもスタートさせた。社長、会長ら経営のトップが青果、鮮魚の売場に立つなど、大手が真似をできない地域密着型のサービスを行うことで地域のファンの心を鷲掴みしている。

matuokoa1.jpg 松岡社長は父・義一会長から昨年12月にバトンを受けて、代表取締役社長に就任。「"どのようにしたらお客様に喜んで頂けるか"という理念の下、組織の構造変革、さらなる地域密着、消費者のニーズと動向をいち早く掴んでいきたい」と社長1年目の抱負を語った。
 会の最後では同社の創業者で、会長であり、父である松岡義一氏の言葉を披露。「スーパーを潰すのはライバル店ではない。スーパーを潰すのはお客様であり、お客様がどうしてお店に来て頂けないのかを考えることが必要である」とし、地場スーパーの経営者にとって顧客目線を常に持っておく必要性を訴えた。会では来年4月に消費税増税になるにあたり、地場小売業者は何をすべきか、大手が踏み込めないことは何なのかなども語り、参加者らは熱心にメモを取っていた。

【矢野 寛之】

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