NPO法人「がんを学ぶ青葉の会」(福岡市東区、松尾倶子代表)が6日、「設立10周年記念エッセー集、がんと共に生きる~希望と勇気と少しの笑いを」を発行した。
同会は、松尾代表自ら人の和に支えられながらスキルス性胃がんを克服した経験から、「がんになっても安心して暮らせる社会に」という願いのもと、2003年4月に設立された。以来、がん患者と家族の情報交換の場として活動の和を広げ、10年8月にNPO法人化、13年4月に設立10周年を迎えた。
今回発行されたエッセー集は、10周年記念イベント「感謝のつどい」で来場者に配布するために、会員が13年1月から印字・編集・構成を行ない準備をしてきたもの。がん患者自らの「がんと共に生きる」姿や、それを支える家族・サポーターの思いが赤裸々に綴られたエッセー集。
構成は、序章「青葉の会 パワーの核心」、第1章「女性がん患者の思い」、第2章「男性がん患者の思い」、第3章「協力者・家族の思い」、第4章「講演会・グループ活動の思い」、第5章「サポーターの思い(寄り添う青葉の会へ)」、第6章「十年間の思い『あおば通信』から」。
序章には、「青葉の会」がいかに強い思いで運営されてきたか記されている他、各章のエッセーからは、多くのがん患者が「青葉の会」の存在によって生きる勇気を得、励まされてきたかが伝わってきて、まさに「病を治すのは患者本人」という言葉を思い出させる。
ページ数は170ページ。発行部数は1,000冊。お問い合せはFAXとメールでのみ受付。
<お問い合せ先>
NPO法人がんを学ぶ「青葉の会」
FAX:092‐643‐5112
E-mail:info@hakata.main.jp
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