７日、（株）日本政策金融公庫（本店：東京都千代田区）は資本性ローン（制度名：「挑戦支援資本強化特例制度」）を福岡市のベンチャー２社に対して適用し、融資を実施したことを発表した。内訳として、遺伝子解析サービスの（株）セルイノベーター（福岡市東区、齋藤雅光代表）に500万円、ソフトウェア開発などを手がける（株）ネクストシステム（福岡市南区、藤田義生代表）に2,000万円が実施。いずれも、今年３月より取扱いを開始した小規模事業者向け（国民生活事業）によるもので、九州初の適用となった。

　同庫では、無担保・無保証で金融検査上自己資本とみなすことができるなどの特徴を持つ、資本性資金を供給する資本性ローンを2008年４月より取扱いを開始。12年度の取扱い実績が過去最高となるなど、同制度を活用した中小企業・小規模事業者などの支援に積極的な姿勢を見せている。

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