薬用化粧品「ロドデノール配合製品」を使用して、肌に白いまだらを生じる健康被害が広がっている問題で、厚生労働省は11日、厚生労働科学研究費補助金による研究班を設置し、原因分析の検討を開始すると発表した。

　研究班の設置は、日本皮膚科学会の特別委員会が９月７日に報告した「白斑について現時点では医学的に（同成分との）因果関係を結論づけるのは難しい」とする調査結果を受けたもの。特別委員会と企業からデータなどの情報提供を受け、厚労省が専門の研究班による原因分析と医薬部外品の安全性に関するデータ集計・解析手法の検討を行なう。

　研究班の代表者は、国立医薬品食品衛生研究所長の川西徹氏。そのほか、10名の研究員で構成されている。

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