今や、日本の夏にはクーラーが欠かせず、快適に暮らすために電気などのエネルギー消費が増えるこの季節。多くの企業や団体が節電の努力をしているが、その半面、冷房の利きすぎなど至るところに無駄はある。この無駄を、住宅の性能を向上させることによってできるだけ少なくしようという機運が、一部の自治体や建設業者のなかで高まっている。
<なぜドイツにできたのか>
なぜ、ドイツでは、エネルギー消費抑制のための省エネ住宅の建築を政策として推進し、成功させることができたのか。今泉氏は、「日本は地震や台風などの災害が多く、住宅に対して長期的な視点を持ってこなかった。ドイツは気候の環境が厳しい地域なので、住宅もそれに合わせて発展した。ヨーロッパの人は、先を見通して計画的にやっていくのが得意なので、政策として実行できたのではないか。日本は、改良するのは得意だが、長期を見るのは苦手。ドイツの概念を取り入れて、日本人の持つ繊細さを合わせれば、最強のものができるのではないか」と分析した...(⇒つづきを読む)
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