(株)ナチュラルグループ本社(以下、NG社)に対し1,500万円の損害賠償を求めている消費者裁判が17日、東京地方裁判所で開かれた。前回の裁判で原告側が被告側に求めていたブラジル酵素の保管状況を示す証拠は、提出されなかった。
出席したのは原告代理人である東京市民法律事務所の酒井恵介弁護士と、被告側から橋本、山下両氏のほか代理人を含む3名。
今回の裁判では、被告のNG社側(アニュー、バイオックス、アニュー中四国、健康壱番館呉)が、原告の預託を受けて一時的に預かっているとされる「ブラジル酵素」の保管状況を示す証拠が提出されるかどうかに注目が集まっていた。被告側は前回の裁判で、裁判官から次回期日(10月10日)までに同資料を提出するよう求められていた。
原告側は、ブラジル酵素が適正に保管されているかどうかが争点のカギを握るものと見ている。保管されていないとすれば、出資法違反などに抵触する可能性が高いとしている。
ほぼ主張は出揃ったとする裁判官は、被告側に反論を求めた。
橋本氏は、「(商品が)腐っているなどとということはない。(改めて)現地でビデオを撮って提出する」と述べた。また「主張することは主張するが、和解を目指して進めたい」と、和解の意思があることを示した。
「買い取り額の1,200万円を返済する予定が立つのか? 予定があると考えていいか」と質問する裁判官に対し、橋本氏は「はい」と答えた。
さらに「手当てできるのか」と踏み込まれると、「原告の気持ちがわからないので、今日はちょっと・・・」と言い淀んだ。
「そうはいっても、法廷でやっているので、和解をするというのはこの場ではむずかしい。具体的な提案があるのならば出してもらわないと、裁判所もどういう形で話を進めていいのかわからない。当事者同士で解決がつけばと思うが――」とする裁判官に対して橋本氏は、「最高責任者は私。できるだけの手を考えたいが、今すぐここでは言えない」とほかの被告をかばった。
最後に裁判官は、「法廷で言いにくいなら代理人を通してほしい」と諭すように言った。
結局、証拠資料は提出されないまま、決着は先送りとなった。
閉廷後、被告側の弁護士に感想を求めたところ、弁護士は、最初から証拠資料を提出する意思はなかったと、橋本氏の陳述とは食い違いを見せた。また、この事件は「出資法違反には当たらないと思う」との見解も述べた。
次回口頭弁論は12月12日の予定。
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