先日、宮崎県高千穂町の内倉信吾町長を訪ねた。毎年福岡市に職員を駐在させ、熱心に高千穂町の情宣活動を行なっているのを知り、ぜひとも話をうかがってみたくなったのだ。福岡市から高千穂町まで、熊本県経由で車を飛ばせば3時間ほどで着く。秘境・高千穂も身近になった。
内倉高千穂町長は、議会の間で空いたわずかな時間を我々NET-IB取材班のために用意してくださった。資料と実直な言葉を用いて、日本一の誉れ高き高千穂牛を始めとする物産名産の数々を披露してくださる。総面積237.32km2、人口約1万3,430人という高千穂町は深刻な諸問題も抱えているが、これらを今後取り組むべき課題としてしっかりと把握し取り組んでいる最中だ。
近々来福されるというので予定をおうかがいしたところ、日帰りで高千穂に戻られるそうだ。1日たりとも無駄にはできないということか。議会中に休むなど言語道断。我々との会合が終わると同時に、また新たな訪問客を迎え入れていた。
さすが、こうでなくては地域の復興事業は取り組めまい、と感心しながら帰福すると、我が福岡市では、高島市長が議会期間中に高級フィットネスクラブでリラックスしていらっしゃるという。この違い、数年後には明らかな差となって表面化するのではないかと考えるのだが、杞憂だろうか。
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