ゼネコン向けには、防水・塗装・内装業を、エンドユーザー向けには環境にやさしい住宅を提案し、実績を上げる（株）九州住建。そして今、代表取締役の笠俊治氏は新しい付加価値の提供を考案中だ。今回は、エンドユーザー向け事業での新たな取り組みについて話を聞いた。

＜地域で信頼を得ることこそ健全な企業の証＞
　――エンドユーザー向け事業では、太陽光関係と、住宅リフォーム関係の、どちらに比重を置いていますか。

　笠 俊治（以下、笠）　太陽光関係のお客さまは、新築された若い世代の方が多いので、いずれリフォームのお客さまになる可能性が高く、長いお付き合いになる、と考えています。お付き合いが始まるきっかけづくりとしては、太陽光商材販売に力を入れたいですね。
　お客さまの比率は半々で、若干、太陽光の方が多いぐらいです。購買層の傾向としては、太陽光商材を求められる方は30～40代、リフォームを望まれる方は40～60代の方が多いですね。

　――住宅は一生使うものですから、お客さまとの深いつながりが大切になりますね。

　笠　その通りです。弊社が地域密着型というコンセプトを大切にしているのも、そういう理由からです。地域では、顧客の信頼があってこそ商売がなりたちます。ここで得たお客さまからの評価は、本物です。地域密着型で成功するということは、健全な会社だと証明されたようなものなのです。
　ですから、私もまず、この糸島市という地域で信頼を得、企業として力をつけていくことを最優先事項としています。

　――将来的には、エリアを広げることを想定していらっしゃるのですか。

　笠　企業体力ができたところで、福岡市に進出し、やがて、福岡県、九州、関西圏と、徐々にエリアを広げていくつもりです。地道に実績を積んで企業として体力を付けながら、活動範囲を広げていきます。例え他社が参入している地域でも、肩を並べて仕事をするために、他社では真似できないような付加価値を提供できるよう、準備を進めています。

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＜COMPANY INFORMATION＞
所在地：福岡県糸島市前原東1-6-3
資本金：1,000万円
ＴＥＬ：092-332-1231
ＵＲＬ：http://www.q-j-k.co.jp/

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