(株)ホテルオークラ(東京都港区)では、13ホテルと関連3社において、使用食材とメニューの表示が異なっている事例があることが判明した。
該当する食材数は6点、メニュー品目数は235品目。約38万6,000食分を虚偽表示状態で販売を行なっていた。
ホテルオークラ福岡では、中国料理店「桃花林」、ルームサービス、中国料理宴会にて、バナメイエビを芝海老として提供していた。
これは、相次ぐホテルの偽装表示問題を受け、社内調査を行ない発覚したもの。現在、問題が確認されたメニュー品目についてはすべて是正済みで、7日付で消費者庁に報告を行なった。
返金については、顧客からの申告があり利用の事実が確認された場合、ホテル・レストラン等の利用券または現金を利用相当額分返金する対応をとる。
今回の件を受けて、同社代表取締役社長が当面の間50%報酬カットをはじめ、運営本部長管理本部長などが報酬カットとなる社内処分が実施される。
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