カネボウ化粧品が自主回収を進める「ロドデノール配合化粧品」の被害救済東京弁護団が10月28日に設立され、今月から来月上旬にかけて、電話相談110番ならびに被害者説明会を開催する。
カネボウ美白化粧品白斑被害救済東京弁護団(末吉宣子団長)は13日、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会において「消費者問題」特に「製造物責任事件」「薬害事件」「医療過誤事件などに取り組んでいる弁護士の有志で弁護団を結成したと発表した。
白斑を発症した被害者が、これからどのような治療を受ければよいのか、白斑はよくなるのか、治療費や慰謝料を受けられるのか、白斑が治らない場合はどのような補償を受けられるのか――などについて相談を受ける。
同弁護団は、「カネボウらは、白斑を発症した方々に対し、補償を行なう旨を公表しているが、ロドデノールを含む美白化粧品の欠陥性(開発承認段階の問題点)を認めてはおらず、補償内容についても不明」とし、「このような化粧品による被害の再発を防止するためには原因究明が必要だ」としている。
今後、カネボウ化粧品らに対し、製造物責任法に基づく責任を求め、(1)被害を受けた方々の被害状況を調査、(2)被害を受けた方々が安心して継続的な医療的ケアを受けたり正当な補償を受けられるよう、交渉や裁判を行なっていく――としている。
すでに設立されている東北弁護団や大阪弁護団、さらに、全国で設立準備中の弁護団とも連携していく予定。
<被害110および説明会のスケジュール>
●被害110番
11月18日(月) 午前10時~午後4時
TEL:03-5302-2714/033539-3380
11月28日(木) 午前10時~午後4時
TEL:03-5302-2714/03-3539-3380
●被害者説明会
12月7日(土) 午後1時30分、午後3時30分
於TKP虎ノ門会議室
●本件に関する連絡先
四谷の森法律事務所中村忠史事務局長
TEL:03-5363-1251/FAX:03-5363-1252
E-mail:y-forest23@mbm.nifty.com
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