福岡の商業中心地の不動産事情について、福岡地場の総合不動産業のある幹部は、「天神地区の大名など中心街におけるテナント出店の動きが近年活発化してきている。その関係で、賃料の下げ止まりからやや上昇傾向となっている」と話す。続けて「また、不動産業には関わりが薄い異業種の企業の進出が増加傾向である。過去は、自社ビルとしての購入目的が主流であったが、本業の業績がジリ貧である企業は、投資目的で商業ビルを購入するケースが増えてきた。遊戯関連、石油・ガソリン関連事業などが挙げられる」と言う。
現在、西通りは有力ブランドが軒を連ね、平日・休日問わず大勢の人々でにぎわっている。福岡の商業の中心地の不動産は、活況を帯びてきている。
その要因が、不動産業でない異業種の進出が要因であることは確かである。
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