元ライブドア社長の堀江貴文氏の自著「ゼロ」の出版を記念し、佐賀県武雄市長の樋渡啓祐氏とのトークセッションが19日、武雄市文化会館で、開催された。
トークセッションで、堀江氏は「今までのプロ野球もテレビも、もっと面白くできることがたくさんあると思った。利用者のことを思えばそちらの方がいい。だから、球団買収に名乗りを上げたし、テレビ局の筆頭株主になった。でも、メディアに金儲けしか考えていないなどのネガティブキャンペーンを貼られ、払拭しなきゃいけないと思った」などと語り、自著「ゼロ」で、自分を防御することなく赤裸々に書いた理由を説明。
「物事を達成することは7割自信で、3割が実力。異性を口説くのは、ほぼ自信です。異性にもてなかったエピソードを書いたのも、自身の経験で"自信を持てば大丈夫"という事を伝えたかったから。読んだ人に自信をつけてほしい、そう思って『働く』ことに関して僕が考えていることを分かりやすく書いたつもりです」などと話した。
樋渡市長は、堀江氏のことを「オタク・おせっかい・自由」と表現し、「よくここまで書いてあるなと。悩みの多い20代の人に読んでもらいたいと思いました。30代、40代の人ももっと早く読みたかったと思うような本」と述べ、「ゼロ」を絶賛した。
トークセッションには武雄市内外から約200名が参加。トークセッションでは、お互いの東京大学へ受かるための勉強法や刑務所での経験、これからの起業、企業のあり方などについてなどが話題となり、会場からは終始笑いが絶えなかった。
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・「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文氏著(ダイヤモンド社)
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