カネボウ美白化粧品の被害対策広島弁護団は24日午後1時より、広島弁護士会館(広島市中区上八丁堀)で被害者説明会を開催する。説明会を通じて受任契約者を募る。
同弁護団はこのほど、「集団提訴の方針を固めた」として一部のマスコミなどによって報道された。集団提訴に踏み切れば、美白化粧品をめぐる訴訟では初となる。NET -IBでは、今後のスケジュールを含め、訴訟の争点などを同弁護団の板根富規団長に聞いた。
取材に対して板根団長は、「方針を固めた」というより、「集団提訴を検討しているというのが正しい。日程などはない」と回答した。また、ほかの地域の弁護団との連絡もないという。
今のところ、訴訟委任状を受理し受任契約を締結した被害者は皆無としながらも、「今後、数人の被害者の方から受任に至る可能性がある」としている。
「損害賠償請求事件における争点は?」の質問に対し、「後遺症と言えるかどうか。治療の可能性が一番大きな争点」と答えた。カネボウ化粧品が独自に被害者宅を訪問し、個別に補償を行なおうとしている行為については、「現在できうる範囲で被害弁償していることは評価できる」と肯定した。
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