韓国産業通商資源部と韓国貿易センター(コトラ)福岡は22日、ホテル日航福岡で「韓国新港湾物流セミナー・イン九州」を開いた。釜山、麗水、光陽港湾の3港の現況と計画を紹介し、九州企業に進出と利用を働きかけるのが目的で、企業関係者など約200人が出席した。
冒頭、朴鎮雄(パク・ジンウン)福岡総領事が「日韓関係は現在、政治的に厳しい状況にあるが、企業同士の連携で乗り越えられると確信する」と日本語で挨拶。次いで釜山港湾公社マーケティングチーム長らによる、コンテナ取扱量世界5位の規模を持つ釜山新港など、韓国港湾の紹介と今後の拡張計画についての説明があった。
日本企業からは、福岡運輸システムネット(株)(本社:福岡市博多区、矢田康治社長)の阿比留幸重国際物流部長が、釜山港での韓国企業との合弁会社「BIDC」が短期間に急速に売上拡大した背景を紹介。BIDCは設立5期目の2013年度で1,208億ウォンを売り上げ、営業利益136億ウォンを計上、グローバル企業の物流を請け負うまでに成長した。
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