一般財団法人 経済調査会の11月上旬の調査によると、福岡地区の生コン価格は1万950円/立方メートルで、前月から横ばい。「立方メートルあたりの価格は1万500~1万1,000円の間を推移している。昨年(2012年)より1,000円前後は上昇している」(同地区生コン工場幹部)と、安定し堅調であることを示している。
他の九州地区は、長﨑1万4,400円/立方メートル、大分1万1,250円/立方メートル、鹿児島1万5,000円/立方メートル。福岡と同様に、安定な価格を維持している。
国土交通省の発表した生コンの12月の需要予測は1,075万立方メートルと前年同月比27.2%増。「首都圏においては、今後も活況が続くであろうが地方都市は未知数。マンション建設と中心とした民間の需要は、来年あたりがピークと見られている。今の時点で冷静に市場を見極める必要がある」と、生コン卸販売関係者は語る。
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