プロ野球の福岡ソフトバンクホークスの2、3軍の新本拠地として、福岡県筑後市が最有力候補に挙げられている。同新球場構想は、今年8月に福岡市東区にある2、3軍の本拠地移転が発表され、福岡のみならず佐賀、熊本などを含む5県34市町村が立候補していたもの。その後1次審査の結果、筑後市のほか、福岡市(アイランドシティ)、北九州市(大里公園)、宮若市(工場跡)の4市が最終候補となっていた。
筑後市の候補地は、九州新幹線の筑後船小屋駅近くで、駅北側の線路を超えてすぐの「JR筑後船小屋駅暫定駐車場」を含む周辺の土地。土地の所有者は筑後発の東証一部上場企業のタマホーム(株)(本社:東京都港区、玉木康裕社長)。現在、同敷地は同市に無償貸与されている。
同地は、九州自動車道八女インターから5分の好立地。候補地周辺には誘致実現に向けたのぼりが無数に掲げられ、市民の期待度の高さと、熱心さがうかがえる。周辺施設の管理者は、「(ファームの新本拠地誘致が実現すれば)地域が潤うこともさることながら、当施設も潤います。新幹線の駅近くということでJRも誘致に協力的です。ぜひとも筑後に来ていただきたい」と語った。
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