<福岡県は全国ワースト2位>
一般社団法人 日本自動車連盟(小栗七生会長、以下「JAF」)は2013年9月1日から10月31日の2カ月間に渡り燃料の給油間違いによる救援依頼について全国調査を実施し、9日、結果を発表した。
それによると、福岡支部(長谷川靖則支部長)は27件で、全国で2番目に多いものとなった。07年から12年までの「5期連続ワースト1位」の汚名は返上したものの、昨年の24件よりも増えており、依然として油種間違いの発生が多い傾向となっている。
一方、全国では258件、九州・沖縄8県では37件(熊本6件、宮崎2件、大分・鹿児島各1件)となっており、中には「灯油を給油」したケースもあった。
福岡県の27件を給油方式別にみると、そのほとんどがセルフ式のガソリンスタンドで発生しており(25件)、油種別では「ガソリン車に軽油を給油」が15件、「ディーゼル車にガソリンを給油」が10件だった(不明2件)。
また、誤給油の主な理由については、「いつも乗る車と同じ燃料を入れてしまった」などの勘違いや「急いでいた」「軽自動車は軽油と思い込んでいた」などとなっている。
JAF福岡支部では、「給油ノズルは"レギュラーガソリンが赤""ハイオクガソリンは黄色""軽油は緑色"に統一されている。特に、マイカー以外のクルマや初めて乗るクルマに給油するときは、給油口の表示や車検証、取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油してほしい」「誤給油に気付い場合はエンジンはかけないように」と呼びかけている。
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