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再犯防止を応援する「夢の貯金箱」第1号が福岡空港に~日本財団、ヒューマンハーバーと協働
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2013年12月14日 12:40

 日本財団(東京都港区、笹川陽平会長)は12日、「再チャレンジ奨学制度」を応援する寄付型自動販売機「夢の貯金箱」の設置式を、福岡空港国内線第2ターミナルで行なった。

 再チャレンジ奨学制度は、少年院出院者や刑務所出所者の再犯問題の解決を目的にソーシャルビジネスとして起業した(株)ヒューマンハーバー(福岡市中央区、副島勲代表)と協働で、出院者や出所者が働くために必要となる資格や技術の取得を支援する奨学制度。より多くの人々の支援を得るために寄付型自動販売機による寄付の仕組みを活用することとなり、この度、再犯防止制度への寄付型自動販売機「夢の貯金箱」第1号機が福岡空港に設置されることになった。同機で飲料を1本購入すると代金のうち10円が同奨学制度へ寄付される。

 設置にともない福岡空港国内線第2ターミナルで式典を開催。日本財団会長の笹川陽平氏、福岡空港ビルディング(株)代表取締役社長の麻生渡氏、(株)ヒューマンハーバー代表取締役の副島勲氏、HIROMI INAYOSHI BRAND(株)CEOの稲吉紘実氏などが出席した。

日本財団会長 笹川陽平氏麻生社長が最初の「夢の貯金箱」利用者に

 除幕式に先立ち、笹川会長と麻生社長がそれぞれ挨拶した。笹川会長は「一度罪を犯したとしても、1人でも多く更正し社会復帰をしてほしい。そのためには、民間人が率先して成功例を出し、社会の仕組みを変える必要がある」とし、「支援を募る夢の貯金箱について、副島氏は福岡で300台、日本財団は全国で10万台の設置を目指している」と語った。
 続いて麻生社長が、知事時代に更正への取り組みの難しさと重要さを痛感した経験を元に、「我々が第一陣を切るので、続いて第二陣、第二陣が走り出してくれることを望む」と挨拶。設置までのいきさつとして、以前より副島代表から再犯防止のための雇用促進事業の相談を受けていたこと、その志が日本財団との協働へつながり、夢の貯金箱の設置へとつながったことを語った。

 除幕式では笹川会長、麻生社長、副島代表の3氏が、夢の貯金箱の前でそろって紅白テープにハサミを入れた。
続いて、同機のデザインを担当した稲吉氏が夢の貯金箱に対する思い入れを語り、最後に日本財団職員が奨学制度や寄付制度の説明を行なった。

除幕式でのテープカット(左より、副島代表、笹川会長、麻生社長)


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