「千鳥饅頭」「チロリアン」などで知られる"千鳥屋"のうちの1社の(株)千鳥饅頭総本舗(登記上本社:福岡市博多区、実質本社:福岡県糟屋郡新宮町、原田浩司代表)で代表取締役会長を務めていた原田ウルズラ氏が、2013年9月28日付で辞任していることが判明した。
ウルズラ氏は、故・原田光博氏の夫人で、逝去後事業を引き継ぎ、社長、会長を務め同社を支えていた。
11年12月、ベーカリー部門の「スベンスカ」の存廃をめぐり、社長経験もある光博氏次男の原田健生氏が兄弟と対立し、取締役を解任となり「スベンスカ」を分離し独立した。そこから2年を待たず、ウルズラ氏は62歳で一線を引くこととなった。同社は、ウルズラ氏辞任の理由を「年齢的なもの」と説明する。
また、ウルズラ氏は、共有する中洲の店舗不動産をめぐり、亡夫・光博氏の兄弟たちを提訴していることが判明した。
「かつての内紛を反面教師としたい」としていた同社だが、内紛は新たな局面を迎えており、収束する気配はない。
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