12月16日に事業を停止した(株)まる倉。地場建設業界では、かつての屋号「丸倉住建」の方が通りがよいかもしれない。バブル期には戸建分譲事業などで相応の知名度を誇った同社も、先代・倉掛政太郎氏の死去から1カ月で、あえなく行き詰った。
負債総額は、現時点で約4億円。売上高が1億円を下回っていた近況に照らせば、負債の額は大きめといえるだろう。ただ、そこにはバブル期の失敗で抱えた負債が2億円ほど含まれる。故・政太郎氏の葬儀後間もなく、「息子さんは、この業界には向かない。2億の負債を抱えさせるのは酷」と、相続放棄を奨める声も聞かれていた。
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・(株)まる倉(福岡)/建築工事・リサイクルセンターほか
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