ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

チャイナビジネス最前線

プレナスの定食チェーン「やよい軒」台湾進出へ
チャイナビジネス最前線
2013年12月26日 11:54

 福岡市のプレナスは、来年以降、台湾で定食チェーン「やよい軒」を展開する計画を明らかにした。プレナスと言えば、弁当屋チェーンの「ほっともっと」やしゃぶしゃぶ店「MKダイニング」を展開し、福岡での浸透度も高い。発表によると「台湾は外食比率も高く、食の多様化が進んでおり、日本食に対する理解もあることから有望な市場である」としている。

プレナスの定食チェーン「やよい軒」台湾進出へ ここ数年で、日本から台湾に進出する飲食店は少なくない。プレナスは、来年1月に資本金は約2億4,000万円で、完全子会社を設立予定。子会社の名称は「臺灣富禮納思股份有限公司」(富禮納思は『プレナス』と発音する)。1号店の出店に向け準備を進め、2014年内のオープンを目指すとしている。

 福岡の飲食店が台湾に進出したケースで有名なのは、ラーメン店「一風堂」だ。台北駅から程近い中山北路沿いにオープン。豚骨ラーメン一杯の値段は200元(サービス料10%で計220元=約700円)からだ。台湾の昼食の相場が200円ぐらいなので、台湾の食費水準からするとかなり高額だが、それでも客足は絶えない。何度もリピーターが訪れ、九州の本格的な味が受け入れられた格好だ。

 飲食店が日本から台湾進出を図る傾向も増えてきたが、開店後の数カ月~数年で撤退する店も少なくない。原材料が日本と違うこと、材料入荷の安定性の問題、テナント料の急な引き上げ、従業員の突然の賃上げ要求、商品価格設定の難しさなど、次々と湧く問題に直面した結果、疲弊して引き揚げる日本系の飲食店も多い。定食屋チェーンとしては、日本大手の「大戸屋」が台湾ですでに展開していて、台湾人をはじめ、日本人滞在者など一定の客層をつかんでいる(海外では29店舗を展開)。

 福岡を拠点とするプレナスはこれまで、タイや中国、シンガポール、韓国など海外にも進出。台湾へは満を持しての展開となる。「海外での事業展開を重要な成長戦略の一つと位置づけている」とプレナス。果たして、福岡発の『定食』の味が台湾でどれほどの支持を受けるのか、外食業界の注目が集まる。

【杉本 尚丈】


※記事へのご意見はこちら

チャイナビジネス最前線一覧
チャイナビジネス最前線
2013年12月26日 11:54
チャイナビジネス最前線
2013年12月24日 12:05
チャイナビジネス最前線
2013年12月13日 16:14
チャイナビジネス最前線
2013年12月12日 11:56
チャイナビジネス最前線
2013年12月11日 11:01
チャイナビジネス最前線
2013年12月10日 11:19
チャイナビジネス最前線
2013年12月 9日 14:59
チャイナビジネス最前線
2013年12月 2日 14:58
チャイナビジネス最前線
2013年11月29日 13:37
チャイナビジネス最前線
2013年11月28日 15:12
チャイナビジネス最前線
2013年11月27日 13:10
チャイナビジネス最前線
2013年11月22日 11:40
チャイナビジネス最前線
2013年11月21日 14:31
チャイナビジネス最前線
2013年11月20日 11:36
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
流通メルマガ
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル