東京の中でも昼と夜の人口がもっとも動く東京・丸の内から大手町付近。オフィス街が休日に入る年末年始には、23区でももっとも少ない人口に(千代田区全体の人口が約5万人)。オフィスが集まる大手町の住居登録は0人だという。
もちろん、年末年始でも人口0人にはならないだろうが、いつもの丸の内、大手町と比べると、その人口密度は急激に低下する。
オフィスは休みでも、観光客はこの界隈に集まりそうだ。2013年3月にオープンした丸の内の商業施設KITTEが人気を博している。テラスから東京駅がきれいに見えるとあって、絶好の写真撮影のスポットになっている。東京駅を下りてすぐという好立地もあって、8月には、早々と来場者1,000万人を突破した。当初予想を上方修正し、年間来場者数は2,000万人超えを見込んでいる。クリスマスには、吹き抜け部分までを貫く屋内日本最大級のクリスマスツリーも登場。海外からの観光客もこのツリーを見に訪れていた。
常に再開発中と言われるこの界隈。オリンピックの開催される2020年までには、丸の内~大手町の再開発が加速する。14年にはJR上野駅から東京駅への直通列車が通り、オリンピック開催の20年までには丸の内付近に新東京駅がお目見えすることも検討されている。
13年の暮れ、帰郷する家族連れ。休みを利用して観光で東京旅行をする人たち。休日でも働いているサラリーマン・・・。14年も、多くの人が、この駅を通り過ぎる。
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