<2020年度までに市営住宅3,500戸を建て替え>
――市営住宅の歩みについて。
田梅雅彦氏(以下、田梅) 市営住宅という制度は、戦後の住宅難を背景に、行政として住宅を量的に供給する必要性から、1951年に公営住宅法が施行されたのが始まりです。福岡市では、70~80年代には、年間1,000戸を超える市営住宅を供給してきました。当初は収入階層に応じて一種住宅、二種住宅という区分がありましたが、社会情勢の変化にともない入居対象者や家賃設定に関する課題が生じたため、96年の法改正に伴い応能応益家賃制度が導入され、これにより、市営住宅は実質的に低所得者層に限定した住宅制度になりました。現在の市営住宅戸数は約3万2,000戸で、2000年頃から同程度で推移しています...(⇒つづきを読む)
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