<人に愛される建物づくりを目指して>
大石建設(株)は、1933年7月に長崎県北松浦郡生月村(現・平戸市生月町)にて大石義雄氏が港湾土木業を創業したのが始まり。89年に現商号へ変更し、2000年4月に、宅島建設(株)と業務提携を結んだ。その後、10年6月に本社を平戸市生月町から佐世保市ハウステンボス町へと移転している。
「英知」を集め、「実践」し、地域社会に「報恩」することを基本理念とする同社は、安心・安全な建築物を提供し続け、地域とともに発展する総合建設業者として確固たる地位を築いている。また、マンションから一戸建て住宅、商業施設、公共施設、一般土木、港湾土木などと多様なニーズに幅広く柔軟に対応している。
12年8月に代表取締役に就任した宅島壽雄氏は、「長年にわたって培ってきた技術で、長崎県を中心に多くのプロジェクトに携わり、地元の発展に寄与してきたものと自負しております。お客さまや社会のニーズは刻々と変化していきますが、その変化に対応すべく技術の革新・向上を図っていきたいと思います」と語る。
<技術上、可能な範囲で環境保全活動を促進>
同社は企業活動を通じて、地球環境保全にも取り組んでいる。たとえば、東日本大震災後、問題となっているセシウムの除去・除染を行なうため、水底セシウム除去用スモールクリーナーを製作。これは、もともと海の浄化作業に使用するためにつくられたサブマリンクリーナー(SMC)工法を応用したものだ。12年8月から福島第一原発周辺地域の農業用ため池で行なわれた「平成24年度セシウム汚泥底泥除去実証実験」において、ため池全体の88%の水底セシウムを除去した実績を持つ。
このように社会のニーズに合った技術革新への注力を惜しまない同社。「環境に配慮したまちづくり、社会貢献を企業活動のなかで行なっていきたい」(宅島社長)というように、環境保全活動にも余念がない。
<COMPANY INFORMATION>
大石建設(株)
代 表:宅島 壽雄
所在地:長崎県佐世保市ハウステンボス町4-52
設 立:1933年7月
資本金:4,850万円
売上高:(13/5)46億3,056万円
TEL:0956-58-7733
FAX:0956-58-7734
URL:http://ohishi-net.co.jp/
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