森林保護企業、ワイ・エルビルディング(株)(本社:福岡市中央区、山本亮社長)が昨年、インドネシア共和国南スマトラ州オーガン・コムリン・イリール県長から「保護林環境サービス利用事業」を行なう許可を得ていたことが、7日、NET-IB編集部の取材でわかった。同事業の許可を得たのは、世界でも同社が初めて。
同社は今まで、同州のマングローブ保護林におけるREDD+事業化に向けて調査を行なってきた。この内容が同国内で評価され、今回の許可に至ったもの。今までインドネシアにおいて「環境サービス利用事業許可」を得た企業はない。しかも「保護林」を対象としたものは、今まで存在していなかった。インドネシアで「保護林サービス利用事業許可」が下りたことは、保護林において調査を行なっていた同社が高い評価を得たことを意味する。
同社は許可後、事業の解説に必要な事業計画書の作成に注力。昨年末完成し、インドネシア共和国林業大臣を始めとする同国関係機関長へ配布した。今後、具体的にインドネシア国内でのREDD+事業に着手する。
同社はマングローブ植林事業及び排出権開発事業企業であり、(株)ワイエルインベスト(本社:福岡市中央区、山本亮社長)のグループ会社。
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