福岡商工会議所は7日、「平成26年新年祝賀会」を福岡市内のホテルで開催した。県下最大規模の賀詞交歓会には約1,000人の地元財界人が集結。冒頭の挨拶で会頭の末吉紀雄氏は2013年を振り返り、株価上昇や東京オリンピックの決定などを喜んだ。
一方で、2014年は消費増税など時代が転換期にあることを指摘。GDPの約4割を中小企業が担っている原状を鑑みて、商工会議所会頭としての決意を新たにした。また14年は海外取引など福岡の地の利を活かした活動や消費増税の速やかな価格転嫁へ取り組むことを報告。会員企業を始め中小企業のサポートに尽くす意向を示した。
恒例となった「今年の漢字」では末吉会頭自ら毛筆で「躍進」の文字を披露、会場は大きな歓声に沸いた。
続いて交歓会に入り、乾杯の音頭を取った小川洋知事は、景気回復と雇用確保に取り組むことを報告。また、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送開始を好機と捉え、福岡県の積極的な情報発信に意欲を燃やした。会場内では積極的な交流が行われ2014年への期待の高さが伺われた。
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