NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏のブログを紹介している。
今回は武雄小学校のオープニングセレモニーについて記載している、1月8日午後11時11分のブログを紹介する。
市長さん、ありがとう。勉強頑張る!
今日は、武雄小学校のオープニングセレモニーに参加。挨拶でも一部触れましたが、僕の場合、保育所(ほぼ中退)から高校に至るまで、ろくな校舎では無かったんですね。確かに時代的背景もあっただろうし、危機的な財政状況もあったということも理解できるけど、それを勘案してもひどかった。特に小学校は、暗くて、じめじめして、あれで僕は学校嫌いになったもの。高校もプレハブだったし。少なくとも快適に学ぶ環境にはほど遠かった。東大もそりゃひどかった。あの環境で世界に伍していくなんてちゃんちゃらおかしい。
大学3年の時、初めて海外に出たんですが、その時、ボストンに行ったときにこういうところで学びたいって思ったところがあります。それはハーバードでもMITでもなく、ボストンの中心部にある私立高校。たまたま、祝日でフェスティバルの最中だったこともあり学校が開放されていて、芝生の中の小径から、教室を覗くことができて、何人か生徒が木漏れ日の中読書か勉強していました。その光景が眩しくて、羨ましくて。恐らく、あるべき学校のイメージは僕はそこにあります。
それから、15年後、市長就任。予算の編成権は市長にあります。一気に学校関係予算を増額し、古びた校舎の整備計画を前倒しするように財政当局に指示しました。その本丸が、今日再オープンした武雄小学校。50年振りに新築。僕からは、子どもたちが使いやすく、親しみやすく、木のぬくもりのある校舎にしてほしい、という指示だけ。
武雄市図書館もそうですが、空間は絶対に大事。帰り際、3年生から「市長さん、ありがとうございました。勉強頑張る!」って声を掛けられたとき、嬉しかったなあ。僕も頑張ろうっと。
樋渡氏のブログはコチラ。
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