福岡県は、国の緊急経済対策を受け、14カ月予算(2012年2月補正予算+13年度当初予算)を組み、このうち公共事業費として、対前年度当初予算比21.1%増の2,418億円を計上した。県では、民主党政権下の11、12年度予算においても県の単費を積み増しし、公共事業費の減少を食い止めてきた経緯がある。この積み増しには福岡県議会からの強い意向が働いていた。福岡県の公共事業はどうあるべきか。13年5月に福岡県議会議長に就いた松尾統章氏に、二元代表のトップとしての現状認識などについて聞いた。
――県内のインフラ整備の現状について、どうご覧になっていますか。
松尾統章氏(以下、松尾) 福岡市、北九州市を除く県内のインフラは、いまだ不十分だと考えています。県の財政規模は九州他県に比べ、比較的大きいですが、都市高速などを除く県内道路の平均整備率を見ると、わずか56.9%に留まっています...(⇒つづきを読む)
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