――県内の建設業の現状についてどう分析していますか。
松尾 ある建設会社の人にこう言われました。「公共事業の増加により大きな仕事がとれたとしても、大きな仕事をこなすためには、新たな社員の雇用や設備投資が必要となり、会社にとってはリスクを負うことにもなる。それよりは、現有の社員、設備だけでこなせる規模の仕事がコンスタントに発注される方が嬉しい」――と。簡単には解決できない課題だと感じています。
12年7月の県南部での豪雨により、各所で土砂崩れなどの被害が発生しました。福岡県では復旧のための多くの工事発注を行なっているところです。被災した市町村でも発注工事があるわけですが、職員が足りないということで、発注を県に頼まざるを得ない状況です。応札する業者についても、これ以上仕事を受けられない状態が続いているようです...(⇒つづきを読む)
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