「職人が足りない」「納期に間に合わない」「足場が足りない」一気に市場の拡大した建設業界には、様々な問題が噴出している。今、そんな状況を一変させる画期的な鉄筋工事の工法が注目を集めている。それが「鉄筋ジャバラユニット工法」だ。開発したのは、福岡市中央区に本社を構える(有)柳井通商。同社代表の柳井泰三氏は鉄筋工事に30年以上携わった経験とノウハウを生かし、長年「鉄筋工事の工業化」を研究。特殊なゴムの結束線の開発に成功したことで新工法が完成した。業界の常識に一石を投じるこの工法について、柳井氏に聞いた。
<鉄筋工事の将来に不安>
「このままでいいのだろうか・・・」。柳井氏は自ら現場に出ていたこともあり、将来への不安を抱いていた。同氏が常々思っていたことがある。「日本で鉄筋工事が始まって100年以上が経つ。その間、他業種では研究が進み、新技術が生まれている。しかし、鉄筋工事はほとんど変わっていない。鉄筋工には戦える武器がないので、安く叩かれる。これではいけない」と...(⇒つづきを読む)
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