26日に投開票が行なわれる久留米市長選で有権者に混乱が生じている。日本維新の会と関わりがあると思われる候補者が2人存在しているからだ。
混乱の原因となっているのは2人の新人候補。どちらも無所属での立候補だが、1人は選挙ポスターに「前日本維新の会 福岡県第6選挙区支部長」と表記しており、もう1人は事務所に日本維新の会所属の国会議員の為書き(「必勝」などと書かれたポスター)が貼られている。一見、どちらも日本維新の会の支持を受けているように思えるが...。
「前日本維新の会」のほうの候補者が同党の前支部長であったことは事実で、2012年末の衆院選に同党公認候補として立候補し、落選していた。しかし、日本維新の会関係者に確認したところ、「現在は党員ですらない」という。誤解を招く表現を選挙に用いていることには抗議する構えだが、同党とは無関係の人間であるため、除名といった党としての処分ができず、対応を検討中のようだ。
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