26日に投開票された福岡県久留米市長選挙は、現職の楢原利則市長が新人の宮原信孝氏ら2候補を圧倒し、再選を果たした。久留米市長選挙は2010年に過去最低の投票率30.25%を記録したが、今回は有権者の関心度が上がり、期日前投票が大幅に増加していることもあって、最終的には91,453人が投票(無効票998票を含む)。有権者数24万5,006人で投票率は37.75%と前回を7.5ポイント上回った。
今回は3人が立候補し、久留米市総合都市プラザ、八丁島ごみ焼却場などの建設の是非などが争点となっていたが、当初から地場選出国会議員などの強力な援軍を受けていた楢原市長陣営が圧倒的有利な状況と言われており、最終的には新人候補らに大きな風は吹かなかった。とはいえ、新人の宮原氏は落選したものの35,102票と善戦したと言える。
2010年の同市長選では現職の楢原利則氏は59,333票を獲得していたため、今回は前回よりも9,000票近く落としたことになる。得票率は、10年が82.8%だったが、今回は56.11%だった。
<2014年1月26日投開票久留米市長選挙 開票結果>
内野 雅晴 4,597
宮原 信孝 35,102
○楢原 利則 50,756
(届出順)
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