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西部ガス、160万kW級火力発電所へ環境アセス開始
経済
2014年1月29日 10:24

 西部ガスは27日、160万kW級の火力発電所を建設するための事業化調査を開始すると発表した。
 北九州市若松区の臨海部で整備が進められている「ひびきLNG基地」(今年11月運転開始予定)に隣接する形で、天然ガスを燃料とする火力発電設備を段階的に設置してゆき、最終的には160万kWとしたい考え。事業開始目標は2020年度。

 今回は事業化に向けた第一段階で、発電所をつくった場合の環境への負荷の調査(環境アセスメント)を始める。3~4年かけて、環境アセスメントを実施し、その後、エネルギー政策などを見極めながら事業化の是非を決定する。事業化する場合は、単独での建設ということではなく、他社とアライアンスを組んで段階的に取り組んでいく意向のようだ。
 現段階は環境アセスメントを始めることのみが決まっており、その後のスキームについては未定とされている。生み出した電力の販売先についても現段階では未定だが、想定しているものは九電などの電力会社や新電力企業、場合によっては小売りも考えられるとしている。

発表された事業化調査する天然ガス発電設備の概要
・発電方式:ガスタービンコンバインドサイクル
・発電容量:最終160万kW規模
・燃  料:天然ガス
・冷却方式:冷却塔方式(工業用水使用)
・事業開始目標:2020年度
・事業候補地:ひびきLNG基地の隣接地23万m2(北九州市若松区向洋町)

【柳 茂嘉】


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