1月31日、(株)スーパー大栄と(株)イズミは資本業務提携を行なった。
イズミは約2億6,000万円で、スーパー大栄が3月4日の払込期日で実施する第3者割当増資を引き受け、発行済み株式の19.75%を保有する筆頭株主になる。
スーパー大栄は、福岡県北九州市を中心に大分、山口県に店舗を拡大し、1991年3月には福証に上場を果たしており、2013年3月決算期時点で32店舗を展開。業績面では不採算店舗の閉鎖を進めており、13年3月期の売上高は、238億5,300万円で4期連続の減収となっている。
14年3月期は売上高230億円で5期連続の減収となる見通し。スーパー大栄は、イズミとの共同仕入の実施や物流・システムの連携などでコスト削減を図る。
スーパー大栄の代表取締役社長を務める中山勝彦氏は、現在74歳。中山氏の後継者問題の行方が注目されていた。今回の資本業務提携の効果次第では、イズミグループとの関係がより深まることが予想され、最終的にはM&Aへの発展の可能性も否定できない。今後の動向が注目される。
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