全国的に人手不足が叫ばれる建設業界。なかでも、建築物の躯体を司るとび・大工・鉄筋の職人不足は深刻の度合いを極め、関東地区では4割近い事業者から人手不足の声が挙がる。福岡地区の大工工事業者でつくる事業者団体・福友会(福岡地区型枠工事業福友会)の会長を務める池之上和夫氏に、現状と展望を聞いた。
<技術力に定評 情報収集力が支える>
――御社は独特の動きをしますから、後を任される人も大変でしょう。近年では、活動範囲が九州全域に広がっているようですね。
池之上 あるゼネコンさんの要望で、九州一円の大工工事をカバーしなければならないという事情もあるのですが、半分は私の個人的な性分で仕事をしている側面もあります...(⇒つづきを読む)
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