大型風車の持つ諸問題を解決する小型風車。小型で発電効率のよい「風レンズ風車」を開発し、その製造販売を手掛ける企業が福岡県筑紫野市にある(株)ウィンドレンズだ。同社代表の高田佐太一氏は「これからどう転ぶかわからないところにチャンスが転がっているし、面白さがある」と小型風車に注目した理由を話す。会社設立から約6年。現在、国内外に約100機を設置。政府の政策に左右される自然エネルギー市場において、安定した実績を残している。
同社が小型風車を勧めるのには2つの理由がある。
まず1つは、風力発電設備がグリーン投資減税の対象であり、優遇措置が受けられる。つまりは節税対策になるということだ。取得価額の30%特別償却(一部の対象設備については即時償却)または7%税額控除など、条件や期間によって異なる。
次に、イメージ戦略に活用できる。会社の屋上などに小型風車が回っていると、それだけで企業のイメージアップにつながる。環境に配慮した企業だとひと目でわかる。太陽光パネルはすでに至るところにみられ、特別目立つことはないが、小型風車はまだ珍しく非常にインパクトが強い。「各社サイト上でエコを強調しているが、環境イメージアップの宣伝にこれ以上のものはない」と高田氏。
節税など検討している企業は問い合わせてみてはいかがだろうか。
▼関連リンク
・ウィンドレンズ(株)
・資源エネルギー庁 グリーン投資減税
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