勢いを取り戻しつつある建設業界において、現場を担う各種専門工事業者。彼らは現状と展望をどのようにとらえているのか。専門工事業の諸団体で構成される建設産業専門団体九州地区連合会(九州建専連)の会長を務める杉山秀彦氏((株)スギヤマ取締役会長)に、業界が抱える問題について聞いた。
<55歳以上が3割を占める『魅力なき業界』の危機感>
――専門工事業者を取り巻く環境が大きく変わりつつあるように感じます。昨年を振り返って、どのようにお感じですか。
杉山秀彦氏(以下、杉山) 経済対策や消費税の駆け込み需要で、景気が上向いているという印象はあります。建設業のなかでもとくに専門工事業種は、需給バランスによって請負単価に大きな変動が生じます...(⇒つづきを読む)
◆建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。
※記事へのご意見はこちら