たとえば地権者が保有する土地は、まだ"もみ殻"がついた状態です。それを我々が"精米"=造成・整備するのです。その土地は目減りしますが、価値は上がります。そして必ず『出口』を決めておく──すなわち営業先を決定しておくことです。住宅販売する事業者を決めておくのです。事業として成立するのは、15の案件に対して1件の確率です。この『出口』を決めてプロジェクトを進行できるのは、25年間の住宅開発事業に取り組んだ経験です。先に述べた通りの実績もありますが、失敗もありました。今まで経験したことがすべて財産です。私の土地開発の経験と各専門分野のエキスパート(士業)の知恵を結集して事業を構築させていきます」(武谷代表)。
武谷代表は、事業構築における『出口』に関しては、住宅メーカーにこだわらずマンションデベロッパーや商業施設という用途も視野に入れている。「福岡都心部の大規模なまちの開発でなく、中・小規模のまちの開発という観点での事業をつくっていきたいです。住宅とセットで開発することです」(武谷代表)。
武谷代表が、100年を超える老舗企業(若築建設)で長年の宅地開発事業で培った経験をもとに、若手とともにまちづくりのコネクターとして活躍されることを期待する。
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