19日、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)九州本部(有田耕一本部長)は、低気圧の影響により九州各地で降雪がみられた2月13日から15日の間、雪や凍結にともなう車の救援依頼を九州内で1,106件(速報値)受け付けたと発表した。同期間は低気圧の影響により九州各地で降雪となっていた。
県別にみると大分871件、熊本145件、福岡51件、佐賀15件、宮崎13件、長崎11件(鹿児島と沖縄は0件)で、代表的な救援依頼の内容は「スリップして坂道で立ち往生している」や「側溝に落輪してしまった」となっている。また、期間を通してタイヤチェーンや道路交通情報に関する問い合わせも多く寄せられたとしている。
特に大分県では、宇佐市などの峠を中心に国道10号で最大約20キロの大渋滞が発生し、県内各地でスリップ事故が多発したことから、雪に関連するトラブルが総受付の86.3%を占めた(13日93.3%、14日94.8%、15日52.4%)。
また、同県内各所の道路が積雪で通行止めとなり、救援車両が現場到着できない(または長い時間を要する)状況となったため、同本部では九州各県のロードサービス隊から応援作業車を派遣し、体制を強化して救援業務にあたったとしている。
同本部では、積雪や凍結した道路の運転について「タイヤチェーンなどをしっかり装備の上、車間距離を長めに取り、急発進・急ハンドル・急ブレーキを避けるなど"慎重な"運転を徹底してください」と呼びかけている。また警報発令の際には、不要不急の車での外出は控えるようにも呼び掛けている。
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