NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏のブログを紹介している。
今回は樋渡氏のお世話になった方がなくなったことについて記載している、3月4日午後10時32分のブログを紹介する。
人の価値
人の価値って何でしょうか。少なくとも、浅学非才の僕には分かりません。多分、西方浄土に赴く途上でも分からないでしょう。
大昔、NHKの大河ドラマで「いのち」ってのがありました。三田佳子、伊武雅刀ら錚々たる俳優が出ていて、僕も家族とともに見入っていましたが、確か、ドラマ最終盤で、「人の価値は線香の多さで決まる。」って。僕が尊敬してやまない和尚さんも、全く同じことをおっしゃいます。
今日、私が愛してやまないというか、本当にお世話になったお二人がお浄土へ。お一人は、僕の同級生のお父君。この方、うちの親父とも同級生。いつも明るく、8年前、市長選出馬に戻ってきたとき、心底応援していただいた。まだ70歳ちょっとでした。
もう一人は、90歳なので大往生だと思うんですが、駄菓子屋のおばちゃん。小学生の時から、がみがみ言われ、揚げ句の果ては、市長になってからも、僕の言動に関して、がみがみ言われ続けてきましたが、3カ月ほど前、ミニ集会で、珍しく、「市長はよく頑張っておる。この調子でがんばりんしゃい。」。それが僕に対して、最期の言葉となりました。
市議会開催中で、同級生のお父さんは通夜に参り、おばちゃんには家内が参りましたが、多くの、本当に多くの皆さんが、遠路はるばるお越しになっていました。
死を考えることは生を考えること。死に真正面に向き合わないことは生を避けていること、と同義だと思うんです。お二人に感謝の言葉以外ありません。合掌。
樋渡氏のブログはコチラ。
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