6日、福岡市中央区の「福岡国際ホール」で、原中誠志福岡県議会議員(民主・県政クラブ)の県政報告会が開催された。会場には、原中氏の出身母体である自治労福岡県本部、連合福岡の関係者を含む企業関係者、福岡県の支持者など300名が集まった。
当日は、県議会で同じ会派である新村雅彦、守谷正人、堤かなめの各氏が激励に訪れ、同僚の原中議員にエールを送った。また、2012年の衆院選で自民党の前県議・鬼木誠氏に敗れた稲富修二前衆議院議員が挨拶に立ち、次期衆院選での議席奪還を誓った。
来賓として参加していた、原中氏の母校である福岡県立稲築高校(現、稲築志耕館高校)の恩師からの激励も行なわれた。
「私は60歳で高校教師を退職後、10年間大学教員として教育に携わりましたが、多くの教え子でも、原中君はすばらしい青年でした。当時は学者になるだろうと思っていました。自民党政治では、弱い立場の人たちが切り捨てられていきます。ぜひとも原中君を次も県政に送りだせるよう皆さん応援してください」と、90歳を超える高齢とは思えないほど矍鑠(かくしゃく)とした姿で、教え子である同氏を紹介する姿を受けて、会場からは温かい拍手が送られた。
原中氏は「今議会で予算化されたなかで、議会で要望しておりました診療所へのスプリンクラーなど防火設備の補助が盛り込まれました」と、自身の取り組みと成果を報告。参加者に対して、今後の支援を求めた。
懇親会では、地元、草香江校区の自治協議会会長のほか、原中氏の事務所にインターン生として学びにきている九州大学の女子学生が紹介され、会場に花を添えた。閉会の挨拶を、自治労福岡県本部の石川和正委員長が行ない、「自民党に任せておけない」と、弱者切り捨てと右傾化を進める安倍自民党政権の暴走を阻止していく決意を述べ、盛会のうちに終わった。
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