弊社では、福岡地区生コンクリート協同組合内の生コン商社の市場調査を行ない、特別レポートとしてまとめた。同協同組合の登録販売店として稼動している企業を対象とした。同レポートより一部を抜粋し、順次掲載していく。
(株)中島辰三郎商店は、1946年10月に中島辰三郎氏が創業したセメント販売店として創業。78年8月に株式会社に組織変更し、同時に中島輝光氏が2代目代表に就任した。94年7月に現代表の中島辰也氏が3代目代表に就任。
同社は旧日本セメント系、現在の太平洋セメント系列下のセメント販売特約店である。太平洋セメント系列下の特約店で同グループ特約店会の取りまとめ役として知名度は高い。大成建設、清水建設とのパイプは太いものがある。このほか、多くの大手ゼネコンとも取引をしており、営業基盤は強固である。
一方で、2013年3月期の売上高は59億5,000万円と好転傾向にあるものの、ピーク時の約70%の規模。競合も多数存在し、過去のような同社の独壇場とは言いがたい。わが国最大手のメーカーの実質傘下で、営業網が確立されており業績が大崩することはないが、大きく上昇することも見込めない。
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<COMPANY INFORMATION>
(株)中島辰三郎商店
代 表:中島 辰也
所在地:田川郡香春町大字香春263番地1
設 立:1978年8月
資本金:1,000万円
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